森羅の森 Shinra-no-Mori
「森羅の森」は両親が移住した九州山地の山里(大分と熊本の県境)にあります。
一見、緑の木々が生い茂っているかのような山々が連なっていますが、実は杉や檜などの人工林がほとんどです。杉や檜が悪いわけではないけれど、高齢化が進み、手入れをされなくなった山は暗く、小鳥たちの歌声も聞こえません。
そこで、自然林の森に返そう!森羅万象が集える森にしよう!と、1995年から植樹をはじめたのが「森羅の森」です。今ではユリノキが大木となり、小鳥たちの歌声が聞こえる賑やかな森になってきました。
自然の恩恵を活かし、感謝しながらの素朴で丁寧な暮らしが私たちの理想です。便利さも適度に取り入れて、山の生活を「楽しむ」ことに重きを置いています。
もっと多くの人に自然の恵みを共有したいと、将来的には、自分たちで山菜を採取し、美味しくいただく体験/食育などもできたらよいな、と「架け橋」の夢は膨らむばかりです。
田舎はないけれど、田舎暮らしに憧れている、田舎との接点を持ちたい・・・そんな皆さんにも集っていただける場づくり、橋渡しができれば、これほどうれしいことはありません。
植樹プロジェクト
(ハゼ・満天星・アオダモなど)
高齢化が進む中、少しでも収益化が早く進むように、そして管理ができなくなっても鬱蒼とした暗い山にならないように、まずは「森羅の森」から皆がハッピーになる仕組みを発信します。
この度、(株)セラリカNODA様のご協力により、ハゼの木の植樹を始めるに至りました。この仕組みが地域の方々にも浸透し、ハッピーの輪が少しずつ広がることを祈ります。JUSURでは、こういったハッピーの橋渡しのお手伝いを行い、地域貢献を目指しています。
害獣駆除
(里山管理。食育、ジビエ販売)(里山復興委員会)
本来は人間界と自然界の間で適度な「ディスタンス」を保っていたはずですが、管理が行き届かなくなった里山では、残念ながらそのバランスが乱れつつあります。鹿や猪などの数が増え、田畑や森を荒らす獣害が深刻になっています。元々の住民である鹿や猪を「害獣」と呼びたくはありませんが、本来のバランスを保ち、お互いに共存していたあるべき「里山」の姿に戻すために、命をいただく選択を行いました。
不必要に命はいただきません。また、いただいた命は最大限に生かすべく、ジビエ販売の他、皮や骨まで余すところなく活用します。食育・里山教育として理念もお伝えすることでの橋渡しを目指します。
ハッチー派遣
(日本ミツバチの派遣・蜂の巣箱の販売)
比較的暖かな九州でも、大雨など天候の影響を受けないハウス栽培が増えました。露地栽培のお野菜はミツバチたちが自然に花粉を運び交配させてくれますが、外とは遮断された環境であるハウスの中ではそうは行きません。そういった農家さんの需要を満たすべく、ミツバチの派遣を行っています。
収益性が比較的高いと言われる西洋ミツバチが主流ではありますが、生態系のことを考え、JUSURでは元々日本にいた在来種である「日本ミツバチ」の派遣にこだわっています。ミツバチを介した橋渡しもJUSURのミッションの一つです。
里山管理士育成事業(草刈りアカデミー・里山復興委員会)
里山とは人と自然が共存する日本古来の農業環境のことを言います。自然界と人間界、その間をつなぐのが里山であると考えます。急激な高齢化、若い世代の農業離れ、そういった要因により、日本の原風景でもある美しい里山が失われつつあります。当事業では、XX認定の里山管理士を育成すべくカリキュラムを準備しています。
資格取得後は、全国の里山管理プロジェクトに携われます。JUSURではこういった橋渡し人材の育成にも取り組んでいます。(文章はダミー)